訴訟について

工務店が倒産する前から、必死に弁護士へ相談していました。
でも返ってきた答えは、どの弁護士からもほぼ同じ。

「倒産してしまった会社からは、もう取り返せない。
訴えても費用倒れになる可能性が高い」

この言葉を聞いたとき、胸が締めつけられるような気持ちでした。
「1,800万円も支払っているのに、泣き寝入りするしかないのか」
そんな現実を突きつけられた気がしたのです。

さらに、ある弁護士からはこんな言葉まで投げかけられました。

「今後家を建てたいのなら、自己破産して10年後の家を建てた方がいい」

1,800万円を失ったうえに、なぜ私が自己破産しなくてはいけないのか。
その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になり、深い絶望感にさいなまれました。

目次

訴えても無駄と言われた理由

なぜ「費用倒れ」になるのか。
その理由を整理すると、主に2つあります。

  1. 弁護士費用がとても高いこと
    例えば請求額が1,800万円だと、着手金や報酬だけで数十万円〜数百万円。
    もしお金を取り戻せなかった場合、その費用だけが重くのしかかります。
  2. 倒産した会社に資産が残っていないことが多いこと
    裁判で勝っても、実際にお金が戻ってこないケースがほとんどだそうです。

弁護士費用の目安

実際に相談して、弁護士費用の目安を聞いて愕然としました。

  • 相談料
    • 30分:無料〜5,500円程度
    • 1時間:5,500円〜11,000円程度
  • 着手金
    • 請求額300万円以下:20〜30万円程度
    • 請求額300万〜3,000万円:請求額の5〜8%
      (例:1,000万円の請求 → 50〜80万円が目安)
  • 報酬金(成功報酬)
    • 得られた経済的利益の10〜16%
    • 例:1,000万円の請求で600万円を回収 → 報酬は60〜96万円

「1,800万円も失っているのに、さらにこんなにお金が必要なのか…」
正直、その現実を知ったときは膝から力が抜けそうになりました。

それでも訴訟を選んだ理由

それでも私たちは訴訟を選びました。

  • 少しでも返金を求めたい
  • このまま泣き寝入りするのはあまりに悔しい
  • 何が正しくて何が間違っているのかを、裁判の場で明らかにしたい

お金の問題も大きいですが、それ以上に「このまま終わらせたくない」という気持ちが強かったのです。

これからについて

現在も訴訟中のため、詳しいことは控えざるを得ません。
ですが、裁判が終わった際には、同じように悩む人の参考になるよう、できる限り詳しく書きたいと思っています。

そして、このブログでは今後も裁判の進捗を、できる限りお伝えしていくつもりです。

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